260602
台風が近づいている。雨。
家の裏に小さな公園があって、毎朝その隣を歩いて通るのだけれど、今ごろは熟した梅がよく足元に転がっている。花が咲いていたのはほんの少し前だという気がするのに、なんだかやけに緑が青々としはじめたなあと感じるやいなや夏が来た。藤棚が生い茂り、地面一面のたんぽぽから綿毛までを見守り、ツツジが咲いたと思ったら今日はもう紫陽花が咲いている。
時間の感覚が乏しい人間なので、景色の反復で一年を感じている。空が高くなったとか、昼間の影が短くなったとか、夕陽の色が朱くなったとか。もっと書き残しておくべきことがあったはずなのに、今日は雨に濡れた梅のみずみずしさばかり思い出す。