260812
どんな芸術にも古典というものがある。学生の時分にはその古典をまずもって学び、知り、教養とすることが大事だったわけだが、わたくしという人間にとっては、学生の時分に百パーセントの興味と関心をもってそれらに向き合うことは不可能だった。大人になった今なら向き合えるのかと言われたらそれもまた何とも言えない話で、それでもまあ「そろそろ見ておくかあ」というような怠惰さで手を伸ばした文学や映画、美術も少なくはないが、こんなにも情報が錯綜する時代にその当時の芸術に鮮やかな感動を覚えることはでき……ないわけがない、なんだこれ!すごい!おもしろい!ありがたい!もっと早く出会っていれば……というのを人生で何度も何度も繰り返している。おいしい性格だなあ。